つくる技術だけでなく、品質を保証する仕組みと設備を。
精密部品や金型では、要求された寸法・形状・精度を満たしていることを確認し、安定した品質で納品することが求められます。
フジタでは、ISO9001に基づく品質マネジメントの仕組みと、三次元測定機などの品質を確認するための測定設備を整えています。
「加工できる」だけでなく、「要求された品質を確認できる」ことまで含めて、ものづくりの品質だと考えています。
取得認証|ISO9001(品質)/ISO14001(環境)

フジタは、品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」と、環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の両方を取得しています。
新規のお取引先を検討される際、「実績のない会社」「面識のない遠方の会社」に対しては、どうしても不安が残るものです。
実際に、第三者機関による国際規格の認証を取得しているかどうかが、社内での取引先選定において重要な判断材料になったというお声を、お客様からいただくことがあります。フジタでは、品質を「自社の言葉」だけで説明するのではなく、第三者機関の審査を受けた仕組みとして証明できる体制を整えています。
ISO9001:品質を個人の経験や勘に頼らず、組織として安定させるための仕組み
ISO14001:環境負荷を管理しながらものづくりを行うための仕組み
「知らない会社に発注する不安」を、少しでも小さくできる材料として、ぜひご確認ください。
品質を確認するための測定設備
保有する測定機器は3台です。部品の形状や要求精度に応じて使い分けています。
CNC三次元測定機|ミツトヨ CRYSTA-APEX S9108
- 測定範囲:900 × 1,000 × 800 mm
- 接触式・非接触式の2パターンで測定可能
CNC三次元測定機を使用し、部品の寸法や位置関係、幾何公差などを高精度に測定します。大型の金型部品や精密部品にも対応できる測定環境を整えています。
- 接触式:プローブを部品に接触させて測定します。最小φ0.5のプローブに対応しており、微小な穴や溝など、細部の測定にも対応します。
- 非接触式:ラインレーザーによる走査で、部品表面の形状を非接触で取得します。傷がつきやすい部品や、接触式では測定しにくい自由曲面の確認に活用します。
部品の材質・形状・要求精度に応じて、接触式・非接触式を使い分けています。
3Dスキャナ型三次元測定機|キーエンス VL-700
- 測定サイズ:φ500 × 200 mm
3Dスキャナによって部品の形状を取得し、3Dデータとの比較などに活用します。自由曲面や複雑な3次元形状など、一般的な測定方法では確認しにくい形状にも対応します。
画像寸法測定器|キーエンス IM-8030(グループ会社所有)
- 加工範囲(X,Y) Φ300×200×75
- 備考 最大重量7.5kg
グループ会社が保有する画像寸法測定器です。対象物に触れることなく、画像処理によって寸法・輪郭形状を高精度に測定できます。
自社設備だけでなく、グループ会社の測定設備も含めて、部品に必要な精度を確認できる体制を整えています。
品質保証体制で選ばれた事例
まず、フジタの品質保証体制が実際にどのように評価され、選ばれてきたかをご紹介します。
ISO9001の認証取得が「安心して任せられる」決め手になった事例
ISO9001の認証を取得していることで、お客様が実施される監査にも対応できる体制を整えています。
発注元企業様にとって、取引先の品質管理体制を確認することは、お客様自身が実施される監査への対応の一環でもあります。
ISO9001に基づく工程管理・記録の仕組みが整っていることで、「下請け企業として、必要な品質管理体制が構築されている」ことの証明になり、お客様の監査対応の負担軽減にもつながっています。
第三者機関の認証を取得しているという事実そのものが、お客様にとっての安心材料となっています。
三次元測定機の保有が「測定結果を確認できる安心感」につながった事例
自動車業界のお客様より、部品加工のご依頼をいただく際、三次元測定機を自社で保有しているかどうかが発注の決め手の一つとなりました。
自動車業界では、測定方法や測定箇所についてお客様から具体的な指示・要求をいただくケースがあります。
CNC三次元測定機を自社で保有していることで、こうしたお客様からのご指示に沿った測定・確認ができる体制を整えています。
「加工できる」だけでなく、「お客様が求める方法で測定・確認できる」ことが、お客様にとって重要な判断材料になるケースがあります。
精密部品・金型の品質要求に対応
まず、「自分の部品に必要な品質管理ができるか」を確認してもらいます。
寸法・公差の確認
図面で指定された寸法や公差に基づいて加工・測定します。
位置精度・幾何公差
穴位置、平面度、平行度など、部品の機能に関わる精度を確認します。
3次元形状の確認
自由曲面や複雑形状についても、3Dデータや測定機器を活用して形状を確認します。
モデルデータと加工物を重ねて比較し、解析することでデータとの差異がないことを保証します。
測定結果の記録
必要に応じて測定結果を記録し、品質確認に活用します。
品質を「検査だけ」でつくらない
品質保証は、完成した製品を最後に検査するだけではありません。
加工方法の検討、工程管理、加工、測定、記録、改善まで、製造プロセス全体で品質を管理することが重要です。
ISO9001の仕組みを活用し、品質を安定させるための工程づくりに取り組んでいます。
不良を未然に防ぐ仕組み
品質保証で重要なのは、「不良が出たときにどう対応するか」以上に、「不良をどう未然に防ぐか」です。
初品検査
量産や連続加工に入る前に、最初の1個について寸法・形状を確認します。加工条件や治具に問題がないかを、早い段階で確認するためです。
工程内検査
加工の途中段階でも、必要に応じて中間検査を行います。最終検査まで問題に気づけないという事態を防ぎます。
記録によるトレーサビリティ
測定結果や加工条件を記録することで、万が一問題が発生した場合にも、原因を遡って特定できる体制を整えています。
万が一、不良が発生した場合
原因を特定したうえで、再発防止のための工程見直しを行います。発注担当者様に手間をおかけしないよう、状況の報告と対応方針の相談を速やかに行い、影響を最小限に抑えます。
品質を保証できる仕事をお受けします
フジタでは、自社が責任を持って品質を確認・保証できない加工を、無理にお受けすることはありません。
ご依頼いただいた部品について、図面や3Dデータ、要求される精度・形状などを確認し、必要な加工方法と測定方法を検討します。
そのうえで、「この品質を実現し、確認できる」と判断したものを責任を持って製作します。
自社で難しい場合も、まず実現方法を考える
自社設備だけでは対応が難しい場合には、グループ会社や協力会社の技術も含めて実現方法を検討します。
それでも品質を保証できない場合は、無理に受注するのではなく、できない理由を明確にお伝えします。
「何でもできます」ではなく「責任を持ってできることを約束する」
できることを広げることと、何でも引き受けることは同じではありません。
責任を持って品質を保証できる仕事をお受けする。それがフジタの品質保証に対する考え方です。
金型製作で培った品質管理
フジタは長年、アルミ鋳造金型の設計・製作に携わってきました。
金型は、そのものの寸法や形状だけでなく、実際に金型を使ってつくられる製品の品質にも影響します。
そのため、金型製作では「図面通りにつくる」だけでなく、実際に使用されたときに要求される機能まで考えて加工することが重要です。
こうした金型製作で培ってきた品質への考え方を、精密部品・試作部品・治具などの加工にも活かしています。
品質保証の事例
三次元測定機による寸法・幾何公差の測定|測定者によるばらつきを抑えた品質確認
3Dスキャナを活用した自由曲面形状の測定|CADデータとの比較による形状確認
よくあるご質問(FAQ)
- どのような測定機器を保有していますか?
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CNC三次元測定機(ミツトヨ CRYSTA-APEX S9108/接触式・非接触式に対応)、3Dスキャナ型三次元測定機(キーエンス VL-700)、画像寸法測定器(キーエンス IM-8030/グループ会社所有)の3台を保有しています。部品の形状や要求精度に応じて使い分けています。
- 三次元測定機で何を測定できますか?
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寸法、穴位置、平面度、平行度などの幾何公差、部品同士の位置関係などを高精度に測定できます。最大900×1,000×800mmまでの部品に対応可能です。
- 3Dスキャナでの測定はできますか?
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可能です。自由曲面や複雑な3次元形状など、通常の測定方法では確認しにくい形状も、3Dデータとの比較によって形状を確認できます。モデルデータと加工物を重ねて比較・解析し、データとの差異がないことを保証します。
- 幾何公差の測定にも対応できますか?
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対応しています。穴位置精度、平面度、平行度など、部品の機能に関わる幾何公差についても、CNC三次元測定機で測定・確認します。
- 検査成績書を発行できますか?
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発行可能です。ご要望に応じて、測定結果を記録した検査成績書をご提出します。必要な項目や様式についても事前にご相談ください。
- 全数検査はできますか?
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部品の要求精度や数量に応じて、全数検査・抜き取り検査のどちらでも対応可能です。ご依頼時にご希望の検査方法をお知らせください。
- ISO9001やISO14001は取得していますか?
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どちらも取得しています。品質マネジメントシステム(ISO9001)、環境マネジメントシステム(ISO14001)の両規格に基づき、工程管理から記録・改善までを組織的に運用しています。
- お客様による監査には対応できますか?
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対応しています。ISO9001に基づく工程管理・記録の仕組みが整っているため、下請け企業としての品質管理体制についてご確認いただく際にも、必要な資料・記録をご提示できます。
- 品質要求が厳しい部品でも相談できますか?
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ご相談ください。図面や3Dデータをもとに、要求精度を実現・確認できる加工方法と測定方法を検討します。
- 加工できない場合はどうなりますか?
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まず自社設備・グループ会社・協力会社を含めて実現方法を検討します。それでも品質を保証できないと判断した場合は、無理にお受けせず、理由を明確にお伝えします。
- 万が一、不良が発生した場合はどのように対応してもらえますか?
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測定結果や加工条件の記録をもとに原因を特定し、再発防止のための工程見直しを行います。発注担当者様に手間をおかけしないよう、状況の報告と対応方針の相談を速やかに行い、影響を最小限に抑えます。
