技術情報

測定・リバースエンジニアリング 図面がなくても、測れない形状でも。現物からものづくりを再開できます。

図面が残っていない。CADデータがない。ノギスでは測れない自由曲面がある。
フジタでは、三次元測定機と3Dスキャナを使って現物を測定し、デジタルデータ化。
再製作・改良・設計データとの比較まで、測定の先にある「ものづくり」につなげます。

こんなお困りごとはありませんか?

現場保全担当者の方へ

  • 古い設備の部品が破損したが、図面もメーカーの型番も分からない
  • メーカーがすでに製造終了・倒産していて、純正部品が手に入らない
  • とりあえず現物はあるので、これをもとに同じものを作ってほしい
  • 修理か交換か判断するために、まず正確な形状を知りたい

品質担当者の方へ

  • 自由曲面や複雑な3次元形状で、ノギスやマイクロメータでは測定できない
  • 3D CADの設計データと、実際に加工された部品にどれくらい差があるか知りたい
  • 試作品が図面通りにできているか、面全体で確認したい
  • 摩耗・変形が疑われる部品の、使用前後の形状変化を数値で押さえたい

どちらも共通しているのは、「現物はあるが、そこから先に進めない」という状況です。フジタは、その現物を起点にものづくりを再開させます。

フジタの測定・リバースエンジニアリングでできること

できることこんな時に使えます
現物を測定する図面がない部品の寸法・形状を確認したい
現物を3Dデータ化する再製作や設計変更のために形状をデータで残したい
現物と3D CADデータを比較する設計通りにできているか、どこにどれだけズレがあるか確認したい
測定結果をもとに再製作・改良するデータ化して終わりではなく、実際に加工までつなげたい

設計データと現物、「どこが、どれくらい違うか」を可視化します

3D CADデータと、現物を3Dスキャンして取得したデータを重ね合わせることで、面全体でのズレを確認できます。一点一点の寸法測定では気づきにくい、自由曲面や緩やかな歪みも見える化できます。

流れ

  1. 3D CADデータを準備(お客様からご支給)
  2. 現物を3Dスキャンしてデータ化
  3. 2つのデータを重ね合わせて比較
  4. カラーマップ等で差分を可視化し、報告

こんな比較に対応します

  • 設計形状と加工後の仕上がりの比較
  • 摩耗・変形など、使用前後の形状変化の確認
  • 修理・改造前後の形状比較

図面がない部品も、現物から再製作を検討できます

古い設備の部品など、図面や発注履歴が残っていないケースは珍しくありません。フジタでは現物を測定・3Dデータ化したうえで、そのデータをもとに加工方法を検討し、実際に再製作まで対応します。

対応の流れ

  • 現物をお預かり(または現地で測定)
  • 三次元測定機・3Dスキャナで形状を取得
  • データをもとに加工可能な形状に整える(必要に応じて公差の再設定・簡略化)
  • マシニング・5軸・ワイヤー・旋盤等で加工
  • 加工後、再度測定して精度を確認

破損して欠けている部品でも、残っている部分の形状と、経験に基づく推測を組み合わせて再現できる場合があります。まずは現物の状態をご確認ください。

保有設備

スクロールできます
設備最大測定範囲得意なこと
CNC三次元測定機
(ミツトヨ CRYSTA-APEX S9108)
測定範囲 900×1,000×800mm寸法・位置関係・幾何公差の高精度測定
接触式、非接触式どちらの測定も可能
3Dスキャナ型三次元測定機
(キーエンス VL-700)
測定サイズ φ500×200mm自由曲面など複雑形状の面全体を短時間で取得

これらを組み合わせることで、「点」の精密測定(CNC三次元測定機)と「面」全体の把握(3Dスキャナ)の両方に対応できます。 部品の大きさ・求める精度に応じて使い分けます。

対応データ形式

STL/OBJ/3MF/STEP/IGES
入出力・変換可能な範囲は案件により異なります。ご相談ください。

事例

事例① 部品全体の加工寸法を素早く知りたい

背景:部品全体の加工寸法を確認したい
課題:部品のテーパー部分や穴位置など一般的な測定機器では確認しづらい
対応:三次元測定機での測定で可視化

事例② 図面がない部品のCADデータ作成

背景:砂型で作った入子(金型部品)がある。この入子に合う新しい金型を作りたい
課題:入子の図面がないためできない
対応:入子をスキャンしてCADデータ化しました。その後DXFデータに変換し納品

事例③ 曲面形状にはまり込む部品製作

背景:曲面部分に別の部品を取り付けたい
課題:曲面部分の3Dデータがないため取り付け部品がつくれない
対応:曲面部分をスキャンして形状データ取得し取り付け部品を製作

事例④ サイズ違いの部品製作

背景:今ある部品をスケールアップ(拡大)、またはスケールダウン(縮小)して作り直したい
課題:一つ一つの箇所をスケールで測定し図面化するのに時間がかかる
対応:3Dスキャンで形状データを取得し、必要な箇所の寸法を修正し製作

よくあるご質問(FAQ)

図面もCADデータもありませんが、依頼できますか?

可能です。現物さえあれば、測定・3Dデータ化から対応できます。破損して一部が欠けている場合も、まずはご相談ください。

対応できないケースはありますか?

例:極端に小さい/大きい部品、内部形状が複雑で光学的に測定できない部位がある場合など。
事前にサイズ・形状の写真をいただければ、対応可否を判断できます

見積もりだけでも依頼できますか?

可能です。現物の写真と、確認したい内容(再製作したい/形状差を確認したい 等)をお送りください。

費用や納期の目安を教えてください

部品の大きさ・形状の複雑さ・比較データの有無により変動します。目安として、簡易な形状測定であれば◯日〜、比較レポート作成を含む場合は◯日〜

データの受け渡し方法は?

STL/STEP等のデータでの納品、または比較レポート(PDF等)での納品に対応しています。

3Dデータの作成だけを依頼することもできますか?

可能です。加工・再製作を前提としない、データ化のみのご依頼にも対応します。

測定できるサイズに制限はありますか?

保有設備の測定範囲は最大900×1,000×800mm程度です。これを超える場合もご相談ください。

まずは現物の写真をお送りください

図面がなくても、測れない形状があっても、現物があればものづくりを再開できます。
「この部品、もう一度作れますか」 「設計データとどれくらい違うか知りたい」
そんな相談から、写真1枚でお受けします。

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