技術情報

旋盤加工 丸物・シャフト・ねじ・複合加工に対応

丸物・シャフト・ねじなどの旋盤加工を、1個からご相談いただけます。
フジタは金型製作会社として、精度の高い部品加工・多品種少量の部品加工を得意としてきました。旋盤加工については、旋盤加工に特化したグループ会社「レイズアドヴァンス」の設備・技術を活用し、外径・内径・端面・溝・ねじなどの加工に対応しています。
さらに、フジタが得意とする5軸加工をはじめとしたマシニング加工・ワイヤー放電加工などと組み合わせることで、幅広い形状加工のご依頼を一貫して対応することができます。

旋盤加工の対応範囲

対応できる形状

  • シャフト
  • 円筒形状
  • 丸物
  • 段付き形状
  • テーパー形状
  • 穴付き形状
  • 溝付き形状(内径溝、外径溝)
  • 細くて長い形状(長尺・小径部品)

対応できる加工

  • 外径加工
  • 内径加工
  • 端面加工
  • 穴加工
  • 溝加工
  • ねじ加工(一般ねじ・多条ねじ・特殊ねじ)

対応できる複合加工

  • 旋盤+ミーリング(ターニング加工)
  • 旋盤+マシニング
  • 旋盤+5軸加工
  • 旋盤+ワイヤー放電加工

サイズ・材質・ロット

最小サイズ:φ0.5×5
最大サイズ:Φ500×700まで
材質:一般的な炭素鋼・ステンレスに加え、焼き入れ後の高硬度材、インコネル・チタンなどの難削材にも対応
ロット:金型部品製作で培った多品種少量対応力を活かし、1個からの試作・小ロット加工に対応

設備一覧

対応範囲を支えているのは、旋盤加工に特化したグループ会社「レイズアドヴァンス」が保有する設備です。

スクロールできます
種別メーカー機械名台数加工範囲備考
CNC旋盤(複合)DMG MORINLX40001台Φ500×700ミーリング仕様+刃物台Y軸付 2024年3月導入
NC旋盤テクノワシノLC-8A1台Φ260×300
NC旋盤テクノワシノLN-50A1台Φ260×300
NC旋盤テクノワシノC3-D2台Φ180×300
汎用旋盤テクノワシノLPT-35C1台Φ50×250
汎用旋盤タキザワTSL-550D1台Φ35×250
汎用旋盤旭東1台φ650×1,000
CNC自動旋盤シチズンシンコム L-161台Φ16×200
ターレット旋盤日立3AⅢ1台穴加工 Φ13×300/Φ16×200/Φ32×200
画像寸法測定器キーエンスIM-80301台Φ300×200×75最大重量7.5kg

小径から大径・長尺まで幅広い加工範囲をカバーし、画像寸法測定器による加工後の精度検証まで社内で完結できる体制です。

旋盤加工で、レイズアドヴァンス・フジタが選ばれる理由

理由① 旋盤加工専門会社「レイズアドヴァンス」の技術力

旋盤加工は、旋盤加工を専門とするグループ会社「レイズアドヴァンス」の設備・技術を活用して対応しています。
レイズアドヴァンスは金型部品の加工を得意としており、細くて長い形状の加工、各種ねじ加工(多条ねじ・特殊ねじ)、精度の高い形状加工に強みを持っています。

理由② 最新設備による大径・複合加工への対応

2024年3月に導入した複合旋盤加工機「DMG MORI NLX4000」(ミーリング仕様+刃物台Y軸付き)により、Φ500×700までの大径・長尺ワークの加工、旋盤+ミーリングのターニング加工に対応可能となりました。
また技術開発を進め、これまで対応が難しかった焼き入れ後の高硬度材、インコネル・チタンといった難削材の加工にも対応しています。

理由③ 金型製作会社グループとしての「精度」と「多品種少量」への対応力

フジタグループは金型製作を軸に、1個からの精度の高い部品加工、多品種少量の加工に長年取り組んできました。その中で培った寸法管理・精度管理のノウハウを、レイズアドヴァンスの旋盤加工にも活かしています。
「精度が求められる」「数量が少ない」といった理由で他社に断られた案件も、まずはご相談ください。

理由④ フジタとの一貫対応で、調達の負担と納期を減らす

加工工程ごとに発注先が変わると、それだけ発注・管理の手間がかかり、加工物の行き来による納期のロスも生まれます。
レイズアドヴァンスの旋盤加工技術と、フジタ自社の5軸加工・マシニング加工を組み合わせ、複数の加工工程を一貫して請け負うことが可能です。
発注窓口を一本化できるため、調達管理の負担を軽減しながら、より早く製品をお届けできます。

ターニング加工(複合加工)にも対応

旋盤加工とミーリング加工を組み合わせることで、丸物に穴や溝、平面などを持つ複合的な形状にも対応できます。複合旋盤加工機「NLX4000」により、旋盤加工とミーリング加工を1台の設備で行うターニング加工が可能です。

工程集約・段取り工数の削減

旋盤加工とミーリング加工を一つの設備で行うことで、複数の設備を使っていた加工工程を集約できます。設備間の移動や段取り替えの回数を減らすことで、加工にかかる工数の削減につながります。

ワンチャックによる位置精度の安定

材料を一度チャックした状態で旋盤加工からミーリング加工まで行うワンチャック加工により、段取り替えによる位置ずれを抑え、加工箇所同士の位置関係を安定させやすくなります。
金型部品のように高い位置精度が求められる部品でも、安心してご相談いただけます。

旋盤加工の実績

実績① ネジ入子(テーパー形状・多条ネジ)

3条ねじのテーパー形状を持つネジ入子の加工事例です。ピッチ2.0mm、リード6.0mm、ねじ山1.0mm、切上がり長さ3.0mmという仕様で、リードに合わせた切上がりや切り込み量の調整など、細かなご要望にも対応しました。

  • 材質:HPM1
  • サイズ:φ35×52
  • ロット:1個~

実績② ターニング加工(NLX4000)|入子(旋盤+ミーリング加工 ワンチャックで位相高精度仕上げ)

外径の旋盤加工に加え、4-M8タップ、16-4EP穴、Dカット加工を施した入子の事例です。Dカットと穴加工はワンチャックで加工しているため、高精度な位相関係が求められる加工にも対応できます。

  • 材質:HPM1
  • サイズ:φ80×25
  • ロット:1個~

実績③ 難削材加工|製品ネジ付きピン(インコネル718)

難削材であるインコネル718を用いた、先端部φ2×15mmの製品ネジ付きピンの試作事例です。複数径・製品ネジ(M16×P=1.5)を含む複雑な形状を、1個からの試作としてご相談いただきました。

  • 材質:インコネル718
  • サイズ:Φ20.2×Φ18×Φ16×Φ14×16.79×Φ2×M16×P=1.5(製品ネジ)×100
  • ロット:1個
  • 業界:難削材の試作品

実績④ 旋盤+マシニング加工|大阪万博出展 足こぎ車イス用ホイール

「大阪のものづくり おもろいミライ展」に出展された足こぎ車イス用ホイールの製作事例です。お客様提供の3Dモデルデータをもとに加工用図面を社内で作成し、旋盤加工はレイズアドヴァンスが担当、続く切削加工工程もフジタがスムーズに連携して仕上げました。実加工時間は旋盤3日、切削加工4日という短期間ながら高精度に仕上げ、アルミ特有の切削模様を活かしたクリア塗装でお客様から高い評価をいただいた事例です。

  • 製品名:足こぎ車イス用ホイール
  • 材質:アルミA6061
  • サイズ:φ324mm×60mm
  • ロット:2~

詳しくは「大阪万博出展!足こぎ車イス用ホイール製作の舞台裏」ページをご覧ください。

こんな旋盤加工にも対応しています

  • シャフトを1個だけ製作したい
  • 丸物部品を少量製作したい
  • 試作部品をつくりたい
  • 既製品にない形状の部品を作りたい
  • 金型部品の細くて長い形状を加工したい
  • 多条ねじ・特殊ねじを加工したい
  • 焼き入れ後の高硬度材を加工したい
  • インコネル・チタンなどの難削材を加工したい
  • Φ500×700クラスの大径・長尺ワークを加工したい
  • 旋盤とミーリングを組み合わせたターニング加工をしたい
  • 旋盤加工後にマシニング加工をしたい
  • 複数の加工工程をまとめて1社に依頼したい
  • 加工方法が分からない
  • 他社で加工が難しいと言われた

よくある質問

旋盤加工とマシニング加工の違いは何ですか?

旋盤加工は材料を回転させて外径・内径・端面などを削る加工で、丸物・シャフトなどの円筒形状を得意とします。マシニング加工は工具を回転させて材料を削る加工で、平面・穴・溝・ポケットなどを得意とします。部品形状によって、両方を組み合わせる場合もあります。

大径・長尺のワークは加工できますか?

複合旋盤加工機「NLX4000」の導入により、Φ500×700までの大径・長尺ワークの加工に対応しています。

焼き入れ後の高硬度材や、インコネル・チタンなどの難削材も加工できますか?

技術開発を進め、焼き入れ後の高硬度材、インコネル・チタンといった難削材の加工にも対応しています。まずは材質・形状をご相談ください。

多条ねじ・特殊ねじの加工はできますか?

対応しています。テーパー形状の多条ねじなど、ピッチ・リード・切上がり長さといった細かな仕様調整が必要な加工実績もございます。

ターニング加工(複合加工)とは何ですか?

旋盤加工とミーリング加工を1台の設備・1回のチャッキングで行う加工方法です。工程集約による工数削減と、ワンチャックによる位置精度の安定というメリットがあります。

旋盤加工とマシニング加工を組み合わせることはできますか?

可能です。レイズアドヴァンスの旋盤加工とフジタのマシニング加工・5軸加工を組み合わせることで、複数の工程を一貫して請け負うことができます。

1個からでも加工できますか?

フジタは金型製作で培った多品種少量への対応力を活かし、1個からの試作・小ロット加工にも対応しています。

旋盤加工は自社で行っていますか?

旋盤加工は、旋盤加工に特化したグループ会社「レイズアドヴァンス」の設備・技術を活用して対応しています。レイズアドヴァンスは金型部品の加工を得意としており、細くて長い形状加工、各種ねじ加工、精度の高い形状加工に強みを持っています。

旋盤加工のご相談はこちら

「これ、旋盤で加工できる?」からでもご相談ください。

シャフト、丸物、ねじ、多条ねじ、特殊ねじといった旋盤加工から、Φ500×700クラスの大径・長尺ワーク、焼き入れ後の高硬度材、インコネル・チタンなどの難削材、マシニング加工を組み合わせた複合加工まで対応します。

加工方法が決まっていない場合も、図面や3Dデータ、現物などを確認し、どのような加工方法で実現できるかを一緒に検討します。

工程ごとに発注先を分ける必要はありません。フジタとレイズアドヴァンスが一貫して対応することで、調達の手間と納期のロスを減らし、より早く製品をお届けします。

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