工業製品しか製造、加工していない町工場が、
全国でも珍しい、写真&カメラをコンセプトにしたミュージアムに
納品?って・・・

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遡ること、一年半前の2015年8月。
知人がお世話する、アートフォトゼミを受講しました。

そのゼミの講師をしているが、
プロの写真家でもある、高崎勉フォトグラファー

富山出身の方で、高校卒後は東京で活躍されています。
CMフォトをメインにされていて、
実はあの商品のCM写真が、高崎さんの作品というものが数多くあります。

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時は、Zenschool の受講が終わり、成果発表会へ向けての時でした。

「金属をよりきれいに撮りたいのです!」

アルミのミニ欄間の試作品をなど持ち込み、その内容を説明。

その時の話の中で、
2017年2月にミュゼふくおかカメラ館で故郷富山で初の個展を開く予定を伺った。

「ミュゼですか?うちの会社から、車で3分ほどですよ。」
「えっ、そうなんですか?明日、行くので、その足で会社へ伺います!」
という偶然が重なった状態でご縁が始まりました。

「金属で僕の作品のフレームってできるかな?」
「金属で良ければ、できると思いますよ。」

と、話に花が咲き、定期的にお会いして話をしてきました。

がしかし、写真展が近づくにつれ、
「プロの写真家の作品を入れるフレームって・・・」
ドンドン重圧がかかってきました。これは、見えない重圧です。
一番、心配するところが、
「作品の価値を下げてしまわないのか?」
こんな心配に高崎さんは、
「新しかったらいいんですよ!これが終わりじゃなく、始まりなので」

写真のサイズの合わせた、アルミのフレーム。

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これが、なにやら非常に喜んでいらっしゃいます。
私たち、毎日、金属を加工しているモノにしてみると
「ただの平らなアルミの板じゃん!」
ってなりますが、見る人が変わると、
切削加工目、金属の輝き、黒い色の金属、
「すべてが新しい!」と言うことらしいです。
「エッ、これが?これは普通の事ですよ?」
「いや、いいんですよこれが!」
ということで、こちらも新しい世界を見せてもらえました。

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さて、今回の写真展に微力ながら、お手伝いをさせてもらって
いいストレスと今後の妄想も膨らみました。
本当にご縁って大事ですね。

このフレーム制作を担当してくれた社員は、
「コンクリートの壁に似合う!すごくかっこいい!」
と、うれしそうでした。

あっ、うちのロゴを入れないと・・・・忘れていました。

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2017年3月5日まで開催しています。
是非、ご来館ください。

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