こんにちは、

お菓子のサイズが小さくなったと話題になるたびに

型を作りなおすのもお金がかかるのでは・・・?と気になって仕方ない佐田です。

職業病なのでしょうか・・・

型のことってついつい気になるんですよね。

お菓子の型はそんなに高くないんだろうか・・・?

まず、大量生産のお菓子の型って何で作られてるんだろう・・・?

お菓子の型を作るための金型とかありそうだよなぁ

と考えながら最近小さくなったと話題のキットカットを食べました(笑)

型が気になって仕方ないのでお菓子会社の工場見学にいきたいです(笑)

 

 

さて、今回は鋳物編第四弾!!

鋳物編最終回のテーマは

「高岡銅器」 です。

 

 

鋳物編第1.2.3弾をご覧になっていない方はこちら↓

【第14回】富山魅力発見!~謎を解明しに能作へ!~

鋳型

ダイキャストを日本語訳すると金型鋳造になるトラップ

 

高岡銅器とは、「富山県高岡市」で作られている銅器のことです。

実は、高岡銅器は日本国内の銅器シェアNO1!!約9割を占めています!!

 

シェアNO1なんていわれても高岡銅器なんて聞いた事ないよ・・・

という方もいらっしゃるかもしれません。

でも、この銅像は見たことがありませんか・・・?

 

 

学生時代に良く見たという方は多いのではないでしょうか。

有名な「二宮金次郎像」です。

これ、実は高岡銅器のことが多いです(ΦωΦ)フフフ…

この二宮金次郎像を作っているのは

高岡市にある「(株)平和合金」さんです。

高岡銅器のすごさ、鋳物が得意なこと、

二宮金次郎が背おっているものが分かる特集があったので、

よろしければごらん下さい↓

(さんち~工芸と探訪~  https://sunchi.jp/sunchilist/takaoka/92692

 

高岡銅器の歴史は、約400年前、江戸時代の始めごろから始まります。

最初は、農具や日用品といった生活に関わるものを製造していましたが、

明治時代になると万国博覧会に出品され世界でも有名になり、

現在では伝統工芸品として、ギフト需要が高まっています。

 

では、なぜこんなにも銅器製造が発展してきたのか?

それは、町の中で分業制ができていたからです。

銅器作りは、ただ型に材料を入れて取り出して終わりではありません。

原型づくり→鋳造→仕上げ加工→着色

と工程をたどり製造されます。

一人の職人さんやひとつの会社で全て行うのではなく

高岡市内の沢山の人や会社で分担して製造するので

一つ一つの分野が発展していったようです。

 

鋳物編第一弾で登場した「能作」さんは、

錫を使った鋳物で有名です。

銅器なのに錫?と思われるかもしれませんが

高岡銅器は銅器とはついているものの、アルミ合金・錫・鉄・金・銀などの金属も使われています。

能作さんでは、錫ならではのデザイン性と機能性を兼ね備えた製品を作り、反響を呼んでいます。

(能作HP https://www.nousaku.co.jp/

 

 

また、「モメンタムファクトリーorii」さんは

伝統的な金属への色付けをしている企業です。

金属への色づけは、塗料を塗るのではなく化学反応を利用して色をつけます。

そのため、色のバリエーションを増やすのが難しかったり

薄い銅版には色がつけられなかったりと、いろいろと問題が出てきます。

そんな問題を解決し、伝統を守りながら更に進化しているのがoriiさんです。

(モメンタムファクトリーorii HP https://www.mf-orii.co.jp/

 

実は移住してくる前にoriiさんに工場見学に行っているのですが、

当時は何の知識もなく連れてってもらっただけなので記憶がほぼなく、

今考えるともったいない事をした!と後悔しています(´·ω·`)

 

 

伝統工芸をただ伝統で終わらせるのではなく、

新しい技を生み出しながら進化しているのが高岡銅器です。

銅器というと普段使いできなさそうなイメージがありますが

アクセサリーや食器など普段の生活に取り入れられるものが沢山あるので

ぜひ高岡に来て実物を見ていただきたいです!

 

 

いつもフジタのスタッフブログを読んでいただき

ありがとうございます!!