富山大学フォーミュラプロジェクト様より、学生フォーミュラ大会で使用されるレーシングカーの部品
「リアアップライト(L/R)」の製作をご依頼いただきました。
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リアアップライトは、後輪の内側に取り付けられる重要なパーツで、サスペンションや軸受けと
連結する役割を持ちます。
今回はその形状が非常に複雑で、加工にあたっても慎重な検討が必要でした。
加工のポイント
- 中央の大径穴には寸法公差があり、表裏の段差に高い同芯度が求められる
- 多方向からの穴加工が必要なため、加工順序やクランプ位置が重要
- 全体が曲面形状で構成されており、把持箇所の工夫が求められる
このような複雑形状の場合、まず課題になるのが「どこをクランプするか?」という点です。
加工できる面が限られる中で、加工精度を落とさずに工程を組むには、事前の検討が非常に重要です。
3Dプリンターで試作 → 加工検討がスムーズに
今回は事前に、実物の1/2スケールで3Dプリンター(PLA樹脂)による試作を実施。
図面や3Dモデルだけではわかりにくい形状も、実際に手に取って確認できることで、
クランプ位置や加工工程の打ち合わせがスムーズに進みました。
【試作情報】
製品名 | リアアップライト L/R |
---|---|
材質 | 3Dプリンター用樹脂(PLA) |
サイズ | 縦 80mm × 横 99.5mm × 高さ 30.5mm 実物の1/2 |
ロット | 1~ |
切削加工で試作をするとコストが高くなりがちですが、3Dプリンターを活用すれば、短納期かつ
低コストで形状確認が可能です。
また、強度や精度を求めない部品であれば、最終部品としても活用できます。
試作・形状確認に3Dプリンターを活用してみませんか?
「まずは形状を確認したい」「図面だけでは判断が難しい」
そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください。
複雑形状の加工から、3Dプリンター試作による支援まで、柔軟に対応いたします。
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