「砂でできたシェル中子をスキャニングして図面化できませんか?」
というご相談をいただきました。
砂型はとても壊れやすく、取り扱いには細心の注意が必要です。
今回は鋳造金型の重要部品であるシェル中子を対象に、
3Dスキャンから図面作成まで対応しました。
形状は企業秘密のため、ここからの画像はイメージ画像になります!
<鋳造金型イメージ画像>
製品名 | 低圧鋳造金型用シェル中子(イメージ) |
---|---|
材質 | 鋳物砂 |
サイズ | 縦100mm × 横100mm × 高さ50mm |
ロット | 1~ |
シェル中子とはシェルモールド法で製作される砂型のことで、
鋳型の内部に設置して金属を流し込み、最終的に崩壊させることで
複雑な形状を実現します。
鋳造品の品質を支える、非常に重要な役割を担っています。
金型の中央にあるのがシェル中子です。
今回の作業では、キーエンスVL-700を使用。
VL-700スペック
自動測定範囲:φ500mmXH200mm
ステージ耐荷重:50Kg
砂型は少しの衝撃でも崩れるため、慎重にスキャンを進めました。
スキャン終了後には3Dデータを生成し、STEPに変換。
データ編集はSOLIDWORKSで行いました。
そのデータをもとに図面を作成。
お客様へは、次の製作に活用いただけるDXFデータで納品しました。
スキャンデータそのままのお渡しも可能ですし、
編集後のデータお渡しも可能です。
必要であれば製作まで承ります
以下、3Dイメージと図面イメージです。
以上が今回承った仕事の流れになります。
今ある部品をデータ化して同じものを作りたい、
図面がなく再製作が難しい、
といったご要望にも対応可能です。
ぜひ一度、フジタにご相談ください!
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