富山大学の学生フォーミュラチームより、
レーシングカー用リアアップライト(L/R)の
製作をご依頼いただきました。
若いエンジニアたちの情熱あふれるプロジェクトに、
当社の技術力で応えた加工事例をご紹介します。
◇リアアップライトとは?
リアアップライトは、レーシングカーの
後輪サスペンション部分に装着される重要部品です。
走行時の大きな負荷に耐え、
ステアリング性能を左右する部品のため、
高い剛性と寸法精度が要求されます。
前回の3Dプリンター試作に続き、
今回は本格的な金属加工による製品化を実現しました。
▶ 3Dプリンター試作事例はこちら:
https://www.fujita-k.co.jp/info/20250512/
製品名 | リアアップライト L/R |
---|---|
業種 | A7075(超々ジュラルミン)
アルミ合金の中でも最も強度が高い! |
サイズ | 縦 199.3mm × 横 160.7mm × 高さ 61mm |
ロット | 1~ |
用途 | 学生フォーミュラ競技車両用
リアサスペンション構成部品 |
◇技術的特長
当社が誇る5軸マシニングセンタによる
ワンチャック加工を採用。
通常であれば複数回の段取り替えが必要な複雑形状を、
一度のセッティングで完全加工しました。
・高精度仕上げ:5軸同時制御による複雑形状の一体加工
・短納期対応:工程集約による大幅な加工時間短縮
・品質安定:段取り替えなしによる累積公差の抑制
◇加工プロセス
5軸加工機の能力を最大限に活用し、従来2~3工程
必要だった加工を1工程に集約。
設計意図を十分に理解した上で最適な加工戦略を立案し、
効率と品質を両立させました。
◇取組み
加工効率の向上はもちろんですが、
今回は何よりも学生さんたちの情熱に応えることを
第一に考えました。
「形にすることで夢に近づいてほしい」
という思いを込め、設計意図を理解しながら
最適な加工方法を選定しました。
▶ 加工の様子はこちら:
https://www.instagram.com/reel/DI6aTptyKz8/
完成品をお渡しした際の学生の皆さんの笑顔が印象的でした。
学生フォーミュラ日本大会での活躍が今から楽しみです。
富山大学フォーミュラプロジェクトの皆さんと !(^^)!
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- 複雑形状の一体加工をお考えの方
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https://www.fujita-k.co.jp/info-cat/lathe/
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